トランクルームの荷造り。カビと変形を防ぐ手順

トランクルームから荷物を出したときに、カビ、変色、変形が見つかることがあります。施設の問題であることもありますが、多くはしまい方で防げます。
傷む原因は、湿気、荷重、虫の三つにほぼ絞られます。順に対処していきます。
湿気への対処
完全に乾かしてからしまう
いちばん多い失敗が、わずかに湿ったまま密閉することです。洗濯物が生乾きのまま、布団が湿ったまま、靴が濡れたまま袋に入ると、密閉された中で湿気が逃げ場を失います。
預ける前に、天気のよい日に一度干してください。急ぐ場合でも、室内でしっかり乾かしてから詰めます。
密閉しすぎない
湿気を閉じ込めないために、衣類は不織布のカバーなど通気性のあるものを使います。ビニール袋で密閉すると、中の湿気が抜けません。
圧縮袋は場所を節約できますが、羽毛や羊毛は長期間圧縮すると復元しにくくなります。半年以上預けるなら、圧縮はほどほどにしてください。
床から離す
段ボールを直接床に置くと、床からの湿気を吸います。すのこやパレットを一枚敷いて、数センチ浮かせるだけで違います。壁からも少し離してください。壁際は結露しやすい場所です。
除湿剤を置き、入れ替える
除湿剤は入れて終わりではありません。吸える量に限りがあり、満たされると働きません。預ける期間が長いなら、交換のために立ち寄る前提で考えてください。
荷重への対処
下の箱が潰れると、中身が変形します。積み方には順序があります。
- 重いものを下、軽いものを上にする
- 本や書類は小さめの箱に分ける。大きな箱に詰めると持ち上がらなくなり、底も抜けます
- 段ボールは三段までを目安にする。それ以上は下が潰れます
- 家具は立てず、できるだけ本来の向きで置く。マットレスを縦に立てかけると中の構造が偏ります
プラスチックの収納ケースは段ボールより荷重に強く、湿気も通しにくいので、長期の保管には向きます。
虫への対処
食品と、食品が付いたものを持ち込まないのが基本です。調理器具は洗って乾かしてから入れてください。
衣類には防虫剤を入れます。防虫剤は空気より重い成分が下に降りるものが多いので、衣類の上に置きます。下に敷いても効きません。
出し入れを楽にする詰め方
預けた後に困るのは、奥のものが取り出せないことです。次の三つで防げます。
- 人が一歩入れる通路を残す。詰めきらない
- 箱の側面に中身を書く。上面だけに書くと、積んだ後に読めません
- 取り出す頻度の高いものを手前と上に置く
簡単でよいので、何をどこに置いたかのメモを残しておくと、次に来たときに探す時間が減ります。
預けないほうがよいもの
多くの事業者が、契約で持ち込みを禁じています。代表的なものを挙げます。
- 現金、預金通帳、有価証券、貴金属
- 生き物、食品、生ものなど腐敗するもの
- 灯油、ガソリン、ガスボンベ、花火などの危険物
- 強い臭気を発するもの
- 法令で所持が禁じられているもの
禁止の範囲は事業者ごとに違います。契約書と利用規約で確かめてください。
保管の条件は施設で決まる
ここまでの対策をしても、保管する場所の条件が悪ければ限界があります。湿気に弱いものを預けるなら、空調と湿度管理のある屋内型を選んでください。
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